境内に見る歴史の跡
狛犬
仏閣の門前には珍しい狛犬が境内両脇にあります。しっかりと阿吽(あうん)の形(ぎょう)があり,かなりの歴史が感じられますが,時代作者については不明です。
法華経石塔・供養塔
応永3(1396)年の年号が刻まれた大きな法華経石塔がありますが,年号は当堂開基よりも相当古い室町時代のものなので,なで当山境内にあるのかは不明で,訳があって何処からか移設されたものと思われます。しかし,天台寺門宗第一教義法華経のご縁とも考えられます。そのほかにも古い供養塔や講碑が多くあります。
三猿碑
数ある石碑の中には「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が彫られた石碑も見られ,申年の守り本尊にご縁があります。また,信徒の皆さんに奉納された古い地蔵尊がたくさん並んでおります。
手水鉢
文化6(1809)年,丸屋勘兵衛夫妻の銘が見られる手水鉢があります。昔,八幡町にあった旧天賞酒造から奉納されたものです。中興建立間もなく奉納されたと思われます。